福島県双葉郡浪江地区(3)
津波の影響を受けた請戸地区
ここは、原発さえなければ沢山の命が救われたであろう地区
国に見捨てられた場所・・・。
請戸港に繋がるゲートを抜けると
道の両脇には津波で流された車が見えてきます
そして、この橋を渡り先に見えてくるものは・・・。
津波で流されたであろう船や車の残骸
2年と1ヶ月の間、誰も入れなかったこの場所
この、瓦礫の中にも小さな命達は懸命に生きているそうです。
賑わっていたであろう漁港は・・・。
遠くに見えます海沿いの小学校
参考までに、震災直後の写真
ほとんどの瓦礫は撤去されていますが
壊れかけた家は,そのままの状態で残されておりました。
道の両脇には、海が見えないほどの住宅街だったようです。
それが、全て津波に流されてしまったようです。
ココから先は入れませんが・・・。
この先の煙突が見えますか?
福島第一原発(1号機)だそうです。
これさえなければ、この場所で沢山の皆さんが亡くなる事は無かったでしょう。
原発のせいで助かる命が見殺しにされたのです。
この地域では、地上から2mほど下には、まだ瓦礫が埋め尽くされており
そこには行方不明になった人達が眠っていると言われています。
しかし、国の許可が出ない限り捜索をする事も出来ないそうです。
沢山の方々がこの場所で亡くなりました。
その方々の慰霊碑が置かれております。
亡くなられた皆様のご冥福をお祈りして参りました。
この場所が復旧するまでにあと、どの位の月日が掛かるのでしょうか?
考えただけで胸が痛み涙が溢れてきました。
これが同じ日本で起きている現実です。
どうか、忘れないで下さい。
今も尚、苦しんでいる人達が居る事を・・・。